本文へスキップ

最適なマンション管理実現の目指して活動中です! 

中央区分譲マンション管理セミナーにて「模擬総会」開催

投稿日:2014年02月16日

私が所属する一般社団法人首都圏マンション管理士会都心区支部で中央区主催の分譲マンション管理セミナーの一環として「実演模擬総会」を2月2日中央区役所会議室にて開催しました。今回の模擬総会は「大規模修繕工事を実施するための臨時総会」と銘打って、都心区支部所属のマンション管理士6名と交流会の有志の方とともに、大規模修繕工事の進め方や合意形成の方策等を演じました。この模擬総会には管理組合役員や区分所有者等約50名が参加しました(写真)。

築29年の老朽化したリバーサイドマンション(架空)の給排水設備を更新するための臨時総会をテーマとし、工事の進め方、工事範囲(共用部分と専有部分の同時工事の実施および実施のための規約改定)、業界紙での工事会社の公募、工事会社の選定方法など実戦さながらの模擬総会の内容にしています。

総会の後には大規模修繕工事に関連した質問が多数寄せられるなど、参加者の意識の高さが感じられました。またこの模擬総会により実務に即した体験ができたと参加した区分所有者から多数の声が寄せられました。中央区ではマンションの適正な維持管理や老朽化対策に積極的な支援を行っており、マンション管理士の管理組合への派遣制度などの紹介もあり、参加者にはマンション管理について知識と理解を深める貴重な機会となったようです。

★ご自身の管理組合総会に出席することはあっても他の管理組合の総会に出席されることは少ないと思います。こうした中で「模擬総会」は様々な観点から問題点を知るよい機会でもあります。これからもこうした機会を通して管理組合の皆さんの管理組合活動を支援してまいります。

 

 

 

軍艦島と日本最古のRC造マンション

投稿日:2013年11月18日

長崎県長崎半島の沖合に浮かぶ通称「軍艦島」はかつて石炭採掘のために造られた人工島です。わずか6.3haしかない小さな島に最盛期には5千人を超える人々が住む人口密度世界一とも言われた島です。ここには日本で最古の鉄筋コンクリート造のマンションが今も残っています。この島を去る11月16日に訪れました。私にとっては40年ぶりの上陸です。というのも昭和49年3月、当時高校に入学する前に一人旅の目的地としてこの島に渡りました。その年に端島炭鉱が閉山になり、無人島になる前、最後の機会に渡航したものです。当時すでに多くの人々が島を去り、廃墟に近い島となっていました。それから40年、再びこの島を訪れたのは、もう一度最古のマンションをこの目で見てみたいと思ったからです。ちょうどマンション管理士会の研修が長崎であり、絶好の機会を得ることができました。この島で、1916年(大正5年)に鉄筋コンクリートのマンションが立てられてからちょうど100年を経た今、海の真ん中、潮風に吹きつかれながら荒れ果てたとはいえ、しっかり存在していました。頑丈な鉄筋コンクリートは、1世紀を越えても残ると言うことがこれでよくわかりました。もちろんマンションに長く住み続けていくにはしっかりした管理が不可欠ですが、管理さえしていけば建物は存続できるのです。鉄筋コンクリートの堅固さとともに管理の大切さを感じさせられました。軍艦島は「九州・山口の近代化産業遺産群」として世界遺産の暫定リストに登録され、これからも歴史を人々に伝えてくれることになっています。

★40年前、当時の高校生には、まさか今自分がマンション管理士としてマンションに関連した仕事につこうとは想像すらできず、こうして再び軍艦島を訪れたことに、何か運命的な繋がりを感じないではいられませんでした。

 

 

 

 

 

 

中央区分譲マンション管理セミナーで「マンションにおける防災と管理組合」について講演

投稿日:2013年08月31日

一部の管理組合では防災に対して積極的に取り組みされています。しかしながら、多くの管理組合ではまだあまり取り組みできていないのが実情です。そんな中で管理組合では何をすればよいのかをテーマにした講演です。まずは首都直下型地震の実際の被害を想定すること。東日本大震災とは比較にならない被害が想定され、文字通り生きるか死ぬかの極限状態であることを知ったうえで、管理組合としてするべき正しい対応を、具体的に事例を挙げながら、解説してきました。防災について先進的な動きをとられる組合の事例、管理組合としてマニュアル作成するときのポイント、具体的な行動のノウハウなど、これから防災に取り組みやすいようにお話ししてきました。

★今年9月1日は関東大震災から90年目を迎える節目にあたります。会場には50名以上の方が集まり、熱心にメモを取られていました。また終了後多数の質問が出されるなど関心の高さが伝わってきました。まだ本格的に防災の取り組みをされていない管理組合が、今回の講演が取り組みするきっかけになればよいなと感じています。

 

 

 

港区「マンション省エネセミナー」へ協力

投稿日:2013年07月28日

東京都港区が主催する第1回「マンション省エネセミナー」(7月27日:港区エコプラザ)にてコーディネーターを務めました。このセミナーはマンションの管理組合が地球温暖化防止のため行う共用部分の省エネ対策を支援するための企画で、首都圏マンション管理士会都心区支部が全面的にバックアップして開催したものです。第1回目はマンションの「建築」分野の省エネに重点をおき、一級建築士澤田博一氏を講師に比較的簡単にできる日射調整フィルムの活用から屋上防水工事での遮熱塗料塗装やサッシや玄関ドアなど開口部工事、屋上緑化による自然を利用したCO2削減策など管理組合が大規模修繕工事として大がかりに取り組みするものまで、紹介しています。会場では参加者からは工事に関する具体的な質問が多数寄せられ、省エネへの関心の高さが感じられました。(第2回は8月31日(日)14時から港区エコプラザにて)

★省エネのテキストは同じく港区が作成し、首都圏マンション管理士会が監修する「マンション省エネガイドブック」などを参考にしています。

 

MLCPフォーラムVol.2開催しました。

投稿日:2013年07月28日

マンションライフ継続支援協会にボランティアとして参加しています。7月20日には「あなたの常識は間違っている?!もっと知りたいマンション耐震」と題した2回目のフォーラムが東京(二子玉川ライズ)でありました。講演は元国土交通省大臣官房小川審議官による「マンション耐震化の課題とMLCPの意義」や東京都都市整備局住宅政策推進部マンション課栗原課長補佐による東京都の耐震化支援策のほか、今井一級建築士による長期修繕計画と耐震化の同時実施での成功事例、藤野マンション管理士による耐震化推進のためのコミュニティ活動など。その後に耐震に関する専門家によるパネル                           ディスカッションが行われました。このパネルディスカッションでは工学院大学の宮村教授より過去の地震災害の分析についてのほか、簡易な耐震補強工事について東急電鉄の住宅ソリューション事業部寿乃田主査より興味深い発言がありました。耐震補強工事と言うと億単位の工事費用がかかるのが当たり前と言われる中で、費用をかけないでも耐震補強工事ができることが紹介され耐震補強問題で行き詰る管理組合に一筋の光明になるのではないかと考えさせられました。

★マンションライフ継続支援協会(MALCA)とはマンションの災害時に自立的に対応するための中間支援を行う団体です。残念ながらマンションにおいて災害時対応計画が必要と言われながらも出遅れている状況において、いつ災害が発生しても対応できるよう、引き続きMALCAを積極的に支援していきたいと考えています。これは私のマンション管理士独立宣言の目指す方向の一つでもあります。

 

マンション管理士として独立宣言。【より高度な実践を目指して…】

投稿日:2013年07月15日

これまでボランティアの「マンション管理研究会」としてマンション管理士活動を行ってきました。本来の業務があるため、活動に様々な制約がありましたが、2013年7月12日をもって、この態勢に終止符を打ち、これからは「マンション管理士」として、マンション管理に関わる諸問題に取り組みしていくことになりました。言わば、この日は独立記念日でもあります。管理組合の運営、管理会社に関連する諸問題、マンションにおける防災対応など管理組合目線で、従来よりも深く高度に幅広く取り組みしていく所存です。そして徹底した管理組合目線のマンション管理組合活動を通して「日本を変える!」というモットーを実現していきたいと考えております、引き続きよろしくお願いいたします。

★環境の変化とプレッシャーを感じますが、「求められる」世界へ引き寄せられた結果であり、保有する専門性により少しでも管理組合の皆さまと、社会に貢献できることを目指します。連絡先には変更はありません。従来、日中の連絡が取りづらくご不便をおかけしておりましたが、携帯は常時連絡可能となりました。またインターネット環境も改善に向けて準備を行っております。【携帯電話:090-7188-1015】

港区マンション省エネガイドブックを監修

投稿日:2013年07月06日

東京都港区が地球温暖化と資源エネルギー削減のために発行する「マンション省エネガイドブック」の執筆と監修を首都圏マンション管理士会都心区支部として協力しました。これはマンションの共用部分における省エネ対策をマンション管理組合向けにわかりやすく解説したもので、LED照明など一般的な省エネ策から、エレベータ更新工事や屋上防水工事、給水設備工事など大規模修繕工事による省エネ策、さらに次世代の省エネ「スマートマンション」まで広範囲に網羅し紹介しています。また行政からの助成制度の一覧を関連情報として収録していますので、これから省エネ対策をする管理組合には役立つものとと思います。自治体でマンション共用部分の省エネのためのガイドブック作成するところはあまり例がなく、マンション化率の高い港区ならではの取り組みです。省エネガイドブックは港区内の管理組合向けに配布されていますが、港区のホームページからダウンロードできるので、関心がある方はご参照ください。

港区ホームページ:http://www.city.minato.tokyo.jp/chikyukankyou/syugojyutakusyouene.html

 

 

★通常のマンション管理士活動では「省エネ」にここまで特化することはないのですが、「省エネ」をキーワードに今回はかなり突っ込んだ省エネ対策まで踏み込んでまとめました。原稿締め切りに朝晩追われ、結構たいへん(ホンネ)でした。以上余談でした・・・。

マンション管理アドバイザーについて

投稿日:2013年06月29日

「マンション管理アドバイザー制度」とは東京都で定める基本方針の趣旨を受け、公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンターが実施している管理組合や区分所有者へマンション維持管理に関する必要な情報提供およびアドバイスを行う制度です。このアドバイザーは、マンション管理のエキスパートとして位置づけられ、東京都が推奨するマンション管理士、一級建築士から選考され東京都全体で27名が登録されています。このアドバイザーに今年度より採用され現在活動を行っています。

マンション生活継続計画(MLCP)フォーラム

投稿日:2013年06月29日

マンションライフ継続支援協会にボランティアとして参加しています。3月31日には「マンション防災と災害列島の生き方を考える」と題したフォーラムが東京(日比谷図書文化館)でありました。講演は内閣府渋谷審議官による「都市防災に欠かせないマンションの災害時自立」や東京海洋大学の刑部教授による「エネルギーとマンションコミュニテイ」のほか、専門家によるパネル                                  ディスカッションが行われ、満席の会場には熱心な声が広がっていました。

★マンションライフ継続支援協会(MALCA)とはマンションの災害時に自立的に対応するための支援を行う団体です。企業ではBCP(事業継続計画)が一般化していますが、マンションにおいての災害時対応計画が必要と言われながらも出遅れている状況です。こうしたマンションを支援する組織がMALCAです。いつ災害が発生しても対応できるように、ひとりのマンション管理士としてMALCAに積極的に貢献していきたいと考えています。

千代田区「マンション管理セミナー」での講演

投稿日:2013年03月30日

3月30日、千代田区と財団法人まちみらい千代田主催のマンション管理セミナーにて「マンション防災アドバイザーを活用しよう」というテーマで講演を行いました。これは首都直下型地震が想定される中で、「なぜ今防災マニュアルが必要なのか」、「有事の際の防災マニュアルの活用法」そして、千代田区がマニュアルを作成する際のアドバイスを行う「防災アドバイザー」の活用法など、管理組合の役員向けの防災啓発のための講座です。講師は私と中川マンション管理士が共同し、ともに千代田区防災アドバイザーとして現在の最新情報を提供してきました。この中で強調したのは、首都直下型地震を想定し、管理組合オリジナルの行動マニュアルを作らないと実際の場面で十分な対応ができないこと、そのためにはマンション固有の事情を把握し、具体的にマニュアルに盛り込んでいくということです。そして防災マニュアル作成のポイントは①その時どうしたらよいかをできる限り想定しておくこと、②一般論ではなく、具体的な手順があること、③定期的に更新すること、④とっさの場合でもすぐに取り出せる場所に保管することなどです。30年以内に70%の確率で発生すると言われる首都直下型地震に対しては問                                          題の先送りではなく、発生することを前提に考えていくことが重要です。

★防災アドバイザーとは千代田区が管理組合で「マンション防災マニュアル」作成のアドバイスするために設けた独自の制度です。対象はマンション管理と防災に関する専門知識を有するマンション管理士が登録されています。千代田区以外の区でも「マンション防災マニュアル」はマンションの防災計画の中核となるものですので、一度検討してみるのもよいことだと思います。

バナースペース

マンション管理研究会

TEL: 090-7188-1015
FAX: 03-3444-3204
e-mail: mankanken@kpa.biglobe.ne.jp