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最適なマンション管理実現の目指して活動中です! 

平成から令和の新しい時代に思うこと

投稿日:2019年04月30日

平成最後の日、とある寺院の御朱印を求め、列の後ろに並ぶこと5時間余り。明日のアポや仕事はなく10連休中だからこそ付き合えたが、じっと耐えながらの行列は一種の苦行。相当の御利益にあやかれることを期待したい。今年は1年に二度大晦日があるようなもので、長い休暇でもあり、いろいろ考えることができた。

新しい時代を迎えるが、我がマンション管理の世界も新たな時代に突入する。民泊については未だ違法民泊が残るとは言え、昨年の状況とは一変した。今の時代、ある程度は民泊を活用する時代に入ってきたのではないかと予感がするが、適正な民泊を上手に行うことは、違法民泊の放逐以上に難しいものと感じている。

また3月に成立した東京都マンション管理適正化推進条例が象徴するように管理不全マンションへの対応がこれから一層注目されるだろう。数年前から「限界マンション」や「管理不全マンション」という言葉が使われていたが、これらはもはや一部の特殊なマンションの問題ではなく、誰もが直面する問題になるであろう。なぜならば「管理不全」は、どこのマンションでも起きるからだ。共用廊下に放置された私物もいつしか積み重なってゴミ屋敷に近い状態になる、漏水発生があっても放置されバケツで受ける対応、ドアやサッシなどの建具に損傷があっても補修されない状態、照明器具の不点灯、給排水設備の不具合が放置される光景などどこにでもありそうなことばかり。こうした一つ一つは致命的な重大事でなくても、積み重なるともはや引き返すことができない管理不全に陥ることになる。

管理不全マンションにしないためには、管理不全の兆候が表れてきた段階でまず手を打つことであり、その前提は管理に関心を持つことだ。これができるかできないかで、そのマンションの将来は大きく変わってくる。新しい時代に向けて、管理に関心を持つ仲間を増やすとともに、マンションの管理不全を防いでいくことに微力ながら貢献していきたい。


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マンション管理研究会

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